ボルダリングって1人で行っても大丈夫?

よくある質問シリーズ~第5回~

 少しずつ認知度も上がってきたスポーツクライミングですが、やったことがない人たちからするとジムの中がわからない未知のスポーツです。今回の記事が初心者の人が一歩踏み出す一助になればと思います。

一人で来るお客さんの方が続きやすい?

 未知の世界に踏み込むのは勇気がいると思います。「どんな人がいるんだろう...」「登れなかったら恥ずかしいな...」「私以外グループできていたら居心地がちょっと...」わからないことは不安になるものです。10年ちょっとクライミングを続けていますが、実は一人でやってくるお客さんが結構います。
 ボルダリングはチーム競技ではなく、自分のペースで楽しむスポ―ツです。ボーリングのように友だちとワイワイ楽しむ楽しみ方もありますが、一人の方がやりたい課題に集中して取り組めたり、疲れてきたらフラッと帰れたりと一人で楽しむ利点もあります。実際、一人で始めた人が自分のペースで定期的に通っている姿をよく見ます。

 

通っていると、どんどん知り合いが増える!

 体験に来た人から「ムキムキの人がストイックに登ってるイメージがあるけど未経験でも大丈夫ですか?」と聞かれることがあります。たしかにそういった人もいますが、運動不足解消に通っているサラリーマン、隙間時間に運動しにくる主婦、クライミングを趣味にしている小学生など、フィットネス目的でもクライミングジムには老若男女色々な人が集まります。
 クライマーは新しく入ってきた仲間に優しい人が多いです。困っていると助けてくれたり、頑張って課題に打ち込んでいると知らない人が応援してくれたりします。もちろんそういうノリが苦手な人には適切な距離感で接してくれます。名前は知らないけど、ジムでは一緒に登っている人がいる。クライマーあるあるです。

 

登れなくても恥ずかしくない?~筋トレしてから来ます!という人がよくいる~

 なんでもそうですが、初めからうまくできる人はいません。スパイダーマンのように強傾斜の壁をひょいひょい登ったり、遠いホールドに跳びついたりしている人たちも最初は7級(はしご程度)から始めています。そこから何度も成長の壁にぶつかり、それでもあきらめずにコツコツ続けてきた人たちが忍者のような動きができるようになるのです。
 登れないことが恥ずかしいという声を初心者からよく聞きますが、みんな自分の課題を登るのに夢中でそんなに周りを気にしていません。見ていたとしても、高グレードを登っている人たちは「自分たちもあれくらいの頃があったなー」くらいの気持ちで見ています。

 クライミングは反復することで上達していくスポーツです。男性の方は自分が思ったより登れないと「楽しかったけど、筋トレしてからまたきます!」といいますが、登っているとクライミングに必要な筋肉は自然と身についていきます。クライミングは全身運動です。筋トレをするよりも簡単なグレードでもいいので、筋肉痛になるまで自分ができる課題をたくさん登って、クライミングに必要な筋肉をつけていきましょう!1年も続ければ憧れのランジも使いこなせるようになるかも!(ホールドからホールドへ跳びつく動き)

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